育児時間をフル活用!ワーママのための労働基準法ガイド

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こんにちは、ワーママの皆さん!

育児と仕事に追われる毎日、少しでも育児の時間を確保したいと感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、労働基準法で定められた「育児時間」について、制度のポイントや活用法、体験談を交えて詳しく解説します。

さえきち

私の会社では労務から育児時間の利用を勧められたことはなく、自分で調べて会社に利用できるか相談したよ…。

会社によっては積極的に従業員に知らせるわけではないようなので、確認してみてくださいね!

この記事はこんな人におすすめ
  • 育児時間を活用して、育児と仕事のバランスを取りたいワーママ
  • 労働基準法の育児時間制度について詳しく知りたいワーママ
  • 仕事中に子どものための時間を確保したいワーママ
目次

育児時間とは?

育児時間は、労働基準法第67条に基づく制度で、1歳未満の子どもを育てる女性労働者が利用できます。

この制度を活用すると、1日2回、それぞれ30分ずつの育児時間が確保できます。

誰が利用できるのか

労働基準法に基づく育児時間は、1歳未満の子どもを持つ女性労働者が利用できます。

正社員だけでなく、パートタイムやアルバイトなどの雇用形態に関係なく、すべての女性労働者が対象となります。

いつ利用できるのか

育児時間は、職場復帰してから子どもが1歳になるまでの期間に利用することができます。

具体的には、育休明けに職場復帰した日から、子どもが1歳の誕生日を迎える前日までの間で、この制度を活用することができます。

どんなときに利用できるのか

育児時間は、以下のような場合に活用できます。

  • 授乳や搾乳
  • 保育園の送り迎え
  • 子どもの急病や通院

育児時間の3つのポイント

1.パートやアルバイトでも育児時間は利用できる

労働基準法に基づく育児時間は、正社員だけでなく、パートタイムやアルバイトの労働者も利用することができます

育児時間の制度は、雇用形態に関わらず、1歳未満の子どもを持つすべての労働者が対象です。パートやアルバイトの方も、勤務先に申請することで、この制度を利用して育児時間を確保することができます。

時短勤務でも利用できる

時短勤務制度を利用している場合でも、労働基準法に基づく育児時間を利用することができます

時短勤務と育児時間は併用可能であり、時短勤務中に育児時間を取得することで、さらに柔軟な働き方が可能になります。

たとえば、すでに1日6時間の時短勤務をしている場合でも、その中で育児時間を設けることができます

育児時間を1回にまとめて1時間取れる

労働基準法では、育児時間を1日2回、それぞれ30分ずつ取得することが認められていますが、これを1回にまとめて1時間取得することも可能です

例えば、午前中に1時間連続して育児時間を取得し、子どものケアや通院などに充てることができます

注意点

育児時間を利用する際には、いくつかの注意点があります。

無給となる場合がある

労働基準法第67条では、1歳未満の子どもを持つ女性労働者が1日2回、それぞれ少なくとも30分の育児時間を取得する権利が定められています。しかし、この育児時間は無給であることが原則です。つまり、育児時間中の労働者には給与が支払われません。

育児時間を取得することで、働く時間が短くなるため、その分の給与も減少することもあります。事前に必ず会社に確認しましょう。

さえママ

会社によって異なるので確認してね

例えば、以下のような対応があります

  • 企業A:育児時間中の給与は無給とし、育児時間を取得することでその時間分の給与は差し引かれる
  • 企業B:独自の福利厚生制度として、育児時間中も給与を全額支払う。

女性労働者のみが対象

労働基準法に基づく育児時間は、女性労働者のみが対象となります。

この制度は、母親が子どもの育児を行うために設けられたものです

そのため、1歳未満の子どもを持つ女性労働者が、1日2回それぞれ30分ずつ、または1回まとめて1時間の育児時間を取得することが認められています。

パパ

いくつかの歴史的背景や法制度上の考え方があるよ
育児時間制度は、特に母乳育児を支援するために設けられた制度のため女性のみなんだね

男性労働者については、育児休業や育児休暇の制度があり、これらを利用して育児に参加することができますが、育児時間については労働基準法の対象外となっています。男女平等の観点から、育児のための支援制度は徐々に拡充されてきており、将来的にはさらに男女問わず育児時間を取得できるような制度の見直しが進む可能性もあります。

労働基準法『育児時間』を利用したママの話

母乳育児の時間に利用しているワーママ(30代、1児の母)

私はフルタイムの営業職をしている30代の母です。この制度を利用することで、午前と午後にそれぞれ30分の時間を確保し、搾乳を行っています。職場の会議室を借りて搾乳しています。子どもに母乳を提供できるのはもちろんのこと、私自身の身体の負担も軽減されています。

体験談2:保育園の送迎時間に利用しているワーママ(40代、2児の母)

私は40代で二人の子どもを育てている母です。

育児時間を1回にまとめて取得し、その時間を利用して子どもの保育園の送り迎えをしています。職場から保育園までの距離があるため、この時間を活用することで、スムーズに送り迎えができています。出社時間や退社時間の調整が可能となり、仕事の効率も向上しました。

体験談3:子どもの通院に利用しているワーママ(30代、1児の母)

私は30代で第一子を育てている母です。子どもが持病があり、制度を利用して子どもの通院に充てています

職場には理解のある上司と同僚が多く、急な事態にも対応できるように配慮してくれています。育児時間を使って子どもの病院に連れて行くことができ、健康管理に十分に時間を割けるのは非常に助かります。最初は制度の利用に対して周囲の目が気になりましたが、上司や同僚の理解を得て、安心して育児時間を利用できるようになりました。

まとめ

労働基準法「育児時間」を活用することで、育児と仕事のバランスが取りやすくなります。1歳未満の子どもを持つワーママにとって、この制度は頼れる味方です。

育児時間を上手に利用して、無理なく育児と仕事を両立していきましょう。ワーママの皆さんを応援しています!

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